連日の受験となる際のホテルの選び方

私立大学受験生を中心に、ピーク時には毎日のように受験が続くことがあります。自宅から遠い大学を連日受験する場合、ホテル選びは特に丁寧に行いたいところです。体力面での負担を極力抑え、連日の受験でも実力を発揮するのに役立つホテルの選び方をチェックしてみましょう。

食事サービスが充実したホテルを選ぼう

食事は体力回復に大変役立ちます。1日だけホテルに泊まる場合は、コンビニなどで手軽な食事を調達するだけでも十分です。しかし、連日の受験となると、栄養バランスの取れた食事をとって体調を安定させることを意識しましょう。特に入試シーズンはインフルエンザなどの感染症が流行しやすい時期なので、食事をしっかりとって免疫力アップに繋げてください。
具体的には、朝食はもちろん、昼食のお弁当の準備や夕食サービスも可能なホテルが望ましいです。受験生応援プランを実施しているホテルなどで、こうしたサービスが充実している傾向があります。また、入試で疲れているときは、ホテルのレストランなど多くの人がいる環境で食事をすることを避けたい場合もあるでしょう。こうした場合に備えて、食事のルームサービスの有無をホテル選びの材料にするのも一案です。

夜を快適に過ごせるホテルが体力回復に役立つ

食事と合わせて疲労回復に役立つのが睡眠です。自宅と異なる環境で眠ることになるため、普段より疲れが取れにくくなることも考えられます。そのため、加湿器が完備されているなど、少しでも快適な睡眠を実現できるホテルを選びましょう。
都市部のホテルに宿泊する場合は、夜の周辺環境にも注意が必要です。周囲に飲食店や高速道路などが見られれば、夜間も騒がしくなることがあります。交通アクセスや買い物施設の充実したホテル選びをすべきなのですが、睡眠の質も意識してください。
また、ホテルの部屋の窓がどの向きについているかもチェックしてみてください。朝ゆっくりしたい場合は東向きの部屋を避けるなど、太陽光の入り方を確認しましょう。大きなホテルを予約する場合、希望する部屋の向きがあればあらかじめ伝えてみると良いです。
入試が日中早めの時間帯に終わり、連泊をする場合はホテルで少し勉強したいこともあるはずです。机や照明・椅子などの設備が軽い勉強に役立つホテルを選ぶと、時間を有効に使って合格に近づくことができます。

チェックアウト時刻が遅いホテルなら連泊でなくても便利

連日の受験で同じホテルに連泊する場合もありますが、会場が離れている場合は別のホテルに移動するケースもあるでしょう。ホテルを移動する必要がある場合は、チェックアウト時刻に注意が必要です。
チェックアウト締め切りが遅めのホテルを予約すると、入試が終わってからのチェックアウトが可能になります。ホテルを移動しながら連日の受験スケジュールをこなしていく場合、前後の移動時間を踏まえてチェックイン・チェックアウト時間の利便性を判断してください。
アクセスについても、前後のホテルからの移動のしやすさを考えましょう。電車で移動する場合は、極力1路線だけで移動できる立地を選ぶと、乗り換えの手間が省けて体力を温存しやすくなります。

受験スケジュール変更にも対応しやすいホテルを

成績や受験結果などを踏まえて、受験スケジュールを変更することもあるでしょう。予定を変更する場合、ホテルのキャンセルや再手配が必要になることがあります。予定の変更が見込まれる場合は、キャンセル料が無料の期間が長めのホテルを予約しておくと安心です。
近距離にある大学のどちらを受験するか迷っている場合は、どちらにもアクセスしやすいホテルを予約しておくことが理想です。大学が多く立地する都市部では、複数路線を利用できる立地のホテルも少なくありません。鉄道路線情報などもチェックしたうえで、どの受験パターンになっても会場にアクセスしやすいホテルを探してみてください。