医学部受験では、受験会場が遠方にあるため、ホテルに前泊してから受験に臨むケースも多いです。受験本番で実力を発揮するためにも、ホテル選びには気を使う必要があります。そこで、医学部受験に最適なホテルの選び方をマスターしておきましょう。

早めに予約できるホテルだと計画を立てやすい

医学部は定員こそ少ないですが、倍率が高いため受験生の数は多いです。そのため、受験前日には会場周辺のホテルが満室になることも珍しくありません。会場周辺のホテルは早めに予約するようにしましょう。予約が開始される日時を事前に確認しておき、希望のホテルは速やかに確保することが大切です。
予約を早めに済ませておくと、会場周辺やホテル周辺の情報をより詳しく調べる時間を長くとれて安心です。そのため、早めから予約が可能なホテルを選ぶと良いでしょう。ただし、合否や成績推移などによって受験校を変更することもあるはずです。そのため、キャンセル料が無料の期間が長いホテルを選ぶと、費用を抑えやすくなります。

受験会場を東京や大阪に集めて豊富なホテルから選ぶ

医学部受験では、大学キャンパス以外にも受験会場が設定されている場合があります。特に私立医学部では、大阪会場や東京会場が設けられるケースが多いです。連日の受験となる場合、移動を重ねていると心身ともに疲弊してしまいます。そのため、自宅が大阪や東京からやや離れている場合でも、あえて大阪会場や東京会場ばかりを選ぶのも一案です。
東京や大阪といった大都市では、ホテルが豊富に見られます。家族旅行などで利用経験のあるブランドのホテルがあれば、安心して泊まりやすいので積極的に選択すると良いでしょう。

朝食付きや受験生応援プランがあるホテルがおすすめ

医学部受験でも学科試験を中心に、午前中から始まる入試が多いです。他学部と比べて試験科目が多い場合もあり、早い時間帯から始まることもあります。朝の準備で慌てずに済むよう、朝食付きプランのあるホテルを選ぶことをおすすめします。
また、ホテルによっては受験生応援プランを設定しているところもあります。受験生向けのプランを設定しているホテルでは、受験生の対応に慣れている可能性が高いです。受験に役立つホテル選びでは、受験生本人の安心感も大切です。受験生向けプランのホテルを予約しておくことで、普段と異なる環境から会場に向かうことの不安を軽減できるのではないでしょうか。

ホテルの部屋や周辺施設の快適性にも注目

医学部面接に備えてホテルに前泊する場合、予約時点では面接の時間が決まっていないこともあるでしょう。面接時間が遅ければ、ホテルや周辺の施設で長時間にわたる待機を余儀なくされかねません。そこで、ホテルの部屋や周辺施設が快適かどうかも丁寧に確認してください。
ホテルの室内については、勉強に役立つ照明やデスク、椅子などが整備されているかがポイントです。周辺施設については、食事をとりやすい混雑しにくい飲食店や、軽食や飲み物を買いやすいコンビニエンスストアが近隣にあると便利です。

会場へのアクセスはホテル選び必須のチェックポイント

受験用のホテル選びでは、会場へのアクセスが大変重要です。受験会場へ徒歩でアクセス可能な立地だと、ラッシュに巻き込まれたり、交通機関の乱れに影響されたりしないので、ベストなホテルと言えるでしょう。
特に医学部受験では、私立医学部の併願などで他学部受験と比べて受験スケジュールが密になることも多いでしょう。体調管理に気を付けて入試本番でよいパフォーマンスを発揮するためにも、体への負担が少ないアクセスの良いホテルを選ぶことが重要です。
ただし、大規模な会議場などが受験会場に設定される場合、徒歩圏内のホテルだと夜に周辺がやや騒がしい場合もあり得ます。周辺に飲食店等が多数立地している場合は、あえて電車などで会場に向かうホテルを選ぶのも一案です。この場合、会場まで座って移動しやすい始発駅を選び方の基準にすることをおすすめします。