地方大学受験に役立つホテルの選び方

大学受験では、遠方の大学や会場での受験となることも珍しくありません。遠方の場合はホテルに前泊するのが一般的ですが、地方大学を受験する場合は、ホテルの選択肢が乏しいこともあります。そこで、地方大学受験に役立つホテルの選び方をチェックしてみましょう。

公共交通機関の本数が十分なホテルを選びたい

地方部では、鉄道やバスなどの公共交通機関の本数が少ない傾向があります。受験に際しては駅から近いホテルを選ぶのが基本ですが、地方大学受験では列車の本数もよく確認してください。
朝夕のラッシュ時は本数が多くても、日中は本数が激減する路線もあります。入試が行われる時間帯に十分な本数が確保されているかを確かめましょう。医学部面接など、詳しい時間が未定の試験がある場合は、特に注意が必要です。入試会場へのアクセスが1通りの場合、1路線に乗客が集中して極端な混雑も考えられます。都市部に住んでいる受験生や保護者の方は、イメージしづらいかもしれませんが、地方部では列車の本数が少ないことに加えて、両数も2両などのため、多客時に都心並みの混雑になることもあると理解しておいてください。できれば受験会場まで歩いて行けるホテルが理想ですが、徒歩圏内に適したホテルがない場合は、列車の本数が多いホテルを選びましょう。
受験会場自体のアクセスが悪い場合、タクシー利用も検討したいところです。入試当日にタクシーが捕まらないリスクを抑えられるよう、タクシー乗り場のあるホテルを選ぶことをおすすめします。タクシーを手配しやすいと、前日や入試後の移動にも便利です。

周辺に飲食物などが買える店舗のあるホテルが安心

地方部では、ショッピングモールや飲食店があっても、夜は早めに閉まってしまうことも考えられます。早朝や夜でも手軽に飲食物を入手できるよう、周辺にコンビニがあるホテルを選ぶようにしてください。
ただし、地方のコンビニの場合、営業時間が24時間でないケースもあり得ます。せめて朝7時~夜11時くらいまではオープンしているコンビニが近くにあるかどうかを確認しましょう。ホテルの対応を確認する目的も兼ねて、電話などでホテルに周辺環境について質問するのも1つの方法です。
どうしても近くに店舗がない場合は、ホテルでの朝食サービスが必須となります。躊躇区や夕食も提供可能なホテルだとなお安心です。出発に間に合う時間に朝食サービスが開始されているかも必ず確認しましょう。

早めに予約できるホテルから狙うのも一案

地方大学受験では、都市部での受験に比べてホテルの数が限られやすいです。そのため、入試前後の日には多くのホテルが満室になることもあり得ます。条件の良いホテルから埋まっていくのが基本ですので、早めの予約を心がけてください。
具体的な方法としては、まず早めから予約が可能なホテルから抑えると安心です。キャンセル料が無料の期間もチェックし、より良いホテルが見つかった場合や、受験スケジュールが変更になった場合はキャンセルして入れ換えるのも一案です。

ホテルの部屋や周辺施設の快適性にも注目

医学部面接に備えてホテルに前泊する場合、予約時点では面接の時間が決まっていないこともあるでしょう。面接時間が遅ければ、ホテルや周辺の施設で長時間にわたる待機を余儀なくされかねません。そこで、ホテルの部屋や周辺施設が快適かどうかも丁寧に確認してください。
ホテルの室内については、勉強に役立つ照明やデスク、椅子などが整備されているかがポイントです。周辺施設については、食事をとりやすい混雑しにくい飲食店や、軽食や飲み物を買いやすいコンビニエンスストアが近隣にあると便利です。

早めにチェックイン可能なホテルがおすすめ

地方部では、ホテル周辺に待機できる場所が少なめです。都市部であれば商業施設などで時間を潰しやすいですが、地方だと待てる場所が限られることもあり得ます。早めに到着したのにホテルに入れないと、体力が削られかねません。そこで、チェックイン開始時刻が早めのホテルを選びましょう。
どうしてもチェックイン時刻が遅いホテルしかない場合は、時間調整が可能な場所に近いホテルを選んでください。商業施設が付属している駅の近くや、郊外でもショッピングモールから徒歩圏内にあるホテルがおすすめです。